チルメル式責任準備金とは
ドイツのアクチュアリー・チルメルが、1863年に提案した責任準備金の積立方法であります。
これは平準純保険料式の責任準備金の積立方法における新契約費の問題点を克服するために考案されたものであります。
すなわち、一般に保険契約の初年度には多額の新契約費がかかり、平準化された初年度の付加保険料だけではその経営がまかないきれないし、初年度の費差損を既契約の費差益でまかなうことも困難な場合が多いので、初年度は、次年度以降よりも純保険料を低くし、その分だけ付加保険料を高くすることによって、新契約費支出に必要な初年度経費枠を設ける代わりに、次年度以降の何年かの保険料払込期間をかけて、その分をなしくずし的に穴埋めしていく責任準備金の積立方式であります。
ただしこれを乱用すると、責任準備金の水準を不当に引下げることになりかねなません。 |